21のかまくら~Web写真展~
■ はじめに
はじまりは、2016年10月に由比ヶ浜の古民家スタジオイシワタリで開かれた講座でした。ここに集まった21人の仲間が、同年12月に、秋冬の鎌倉を切り取る写真展を開きました。
「鎌倉の魅力を伝えたい」。その一心で鎌倉を駆け巡って撮ってきた作品ばかりです。いい写真を撮ろうと、朝や夕暮れの海でびしょびしょになってしまった人もいました。鎌倉が大好きで、写真をこよなく愛する彼女たち。
冬が終わり春に移り変わるいま、また今年も、この風景に出会えることをねがって鎌倉の秋冬の風景をお届けします。
講師 山内明徳
■ INDEX
▷開催までの道のり1〜講座で学ぶ編〜
▷開催までの道のり2〜PRスタート編〜
▷開催までの道のり3〜写真展当日編〜
▷写真展の作品
■ 21のかまくらメンバー
mariko、さゆみ、JUN、MIHO、ゆきこ、
ゲンバマナミ、A.K、nossamama、
食いしん坊姐さん、秋菜、佐藤まゆこ、
Masami Sugai、高田紋、Nao、noCco、kaka、
mayu、masae、hiro☽、まつもとくみこ、rumiko
<サポートメンバー>
美樹、motoko、windy、nana、きよ、明徳(講師)
■ 写真展「21のかまくら」開催までの道のり
メンバーとサポート陣が一丸となって、できあがった「21のかまくら」。
写真展ができるまでの裏側では、こんなストーリーが繰り広げられていました。
2016年10月1日
「鎌倉を素敵に撮って みんなで古民家写真展を実現する講座」受講
写真展のスタートとなる日。この日は、講師による「鎌倉を撮る」ことに特化した講義を2時間みっちりと受講。
季節ごとに異なる撮影のポイントなど、なかなか聞けない貴重なお話に真剣に耳を傾けます。
この日がはじめましてのメンバーのみなさん。ここから2ヶ月、このメンバーで写真展を作り上げていきます。
ここでできた仲間たちのFacebookグループも誕生。メンバーのみなさんが切り取る素敵な写真で埋め尽くされました。その数なんと、400枚以上!
2016年11月中旬
「21のかまくら」PRスタート
12月10日開催の写真展にむけて、PRがスタート。FacebookやInstagram、Webページ上で大々的にPR。メンバーのみなさんが撮影した写真でPRムービーも作成。当日へのワクワク感も高まる一方で段々と緊張もしてきます。
Facebookの反響も上々!写真展に向けてモチベーションも高まります。
2016年12月10日 写真展当日
「フィールドワーク編」
写真展当日は、朝からフィールドワークでスタート。ちょうど紅葉のシーズン。会場の古民家周辺の、冬の鎌倉を撮りに行きました。
2016年12月10日 写真展当日
「準備編」
フィールドワークの後は、いよいよ写真展の搬入&設置!
みんなの力を合わせて、パネルの作成~設置を。始めての作業、失敗の許されない作業に、緊張感が漂いました。
2016年12月10日 写真展当日
14:00 写真展「21のかまくら」オープン!
そしてついに…写真展「21のかまくら」スタート。オープンと同時に、沢山の方にご来場いただきました。
撮影者から直接、撮影秘話や想いなどを聞けるギャラリートークも。
作品をじっくりと見たり、会話を楽しんだり、それぞれの時間を楽しみます。
畳のお部屋でゆっくりと腰を落ち着けて、作品について聞けるのも古民家写真展の魅力。
はじめましての方ばかりでも、会場には不思議と一体感が生まれていました。
それでは、ここからは写真展当日に沢山の方を癒してくれた、メンバーの作品たちをごゆっくりとご覧ください。秋晴れの初秋から始まり、秋の風物詩「江ノ島花火大会」や「流鏑馬」を終え、葉が色づきはじめると本格的な冬が訪れます。
秋から冬へ、鎌倉の季節が移り変わる様子をお楽しみください。
ゆきこ「この道」
カフェ坂の下を訪れた9月の終わりにiPhoneでパチリ。鎌倉とカメラに夢中になるきっかけとなった一枚です。
まつもとくみこ「鎌倉遠足~朝ヨガ~」
朝早くの朝食から鎌倉を楽しんだ友人の様子です。スマホならではのコラージュで色々なシーンを収めました。
明徳「黎明」
昨年9月末の片瀬西浜の夜明けです。この時期は、さまざまな夜明けの空が見られる季節で、雲間から差す光で輝く水辺を狙いました
美紀「翔る」
八幡様の流鏑馬はとにかくスピード感がすごいです。駆け過ぎる一瞬を撮らえたくて、できるだけ観に行く自分がいます。
JUN「憧れの目線」
江ノ電の300系を嬉しそうに眺める男の子の希望と、懐かしさと憧れを抱かせるこのレトロな緑色のこの車両がいつまでも走り続けてくれることを願って撮影しました。
masae 「変わるもの・変わらないもの」
座り続ける大仏さまと、来ては去ってゆく私たち。鎌倉の時間をほんの少しだけ切り取ってみました。
ゲンバマナミ「恋の涙」
雨に濡れながら美しく咲く深紅の薔薇に凛とした強さを感じ、心を込めて撮りました。
kaka「光芒」
単焦点レンズデビューの日、お日さまがプレゼントしてくれた報国寺の光芒です。ありがとうございました(^人^)
mariko「夕焼けと富士」
昨年10月に開催された「ふじさわ江の島花火大会」当日のサンセットです。
光と影のグラデーションを楽しんでいただけると幸いです。
nossamama 「秋風と潮風と波の音」
夏が過ぎ10月に七里ヶ浜の海岸で撮ったものです。
目を閉じて秋の風に吹かれ潮の香りを感じ波の音を全身で感じていると心が癒されます。
夕日が傾き波が引くときに黄金色に染まった砂浜がキラキラと輝くのでまるで本物の金を見つけたような気持ちでワクワクしながら撮りました。
高田紋「閃光」
江の島花火大会終了の10分位前に到着し、三脚を持っていないので手振れしないようにガッチリと腕を固めて撮影してみました。シャッタースピードを変えたり、ボタンを押すタイミングを調整したり、初心者で技術がないので自分なりにいろいろ試して撮影した、思い出の作品です。
佐藤まゆこ「ずっとずっと」
「ずっとずっと大好きだった先輩」「これからもずっとずっと仲良し」いろいろな「ずっとずっと」を垣間見たような瞬間でした。
rumiko「稲村ガ崎 光と影」
ここは稲村ヶ崎の公園です。雨上がり、日が落ちる瞬間に雨で濡れたところに日の光が差し込みまるで天から光の道ができたようでした。その瞬間を捉えた奇跡の一枚です。
noCco「茜雲」
12月の展示を予定していた私たち。あと1ヶ月もしたら新年❗️という時期に合わせて、初夢photoと名づけたかったshotです。なすびこそありませんが、一富士二鷹三茄子…っていいますでしょう?縁起がいい1枚になるといいな😊
hiro☽「建長寺 半僧坊へむかう道」
11月というのに観測史上初めての記録的な真夏日を記録した数日後。仕事帰り急に思い立って
建長寺へ向かいました。誰にも気づかれずに独り間違って咲いてしまった紫陽花、アナベル。
撮って撮ってといわれているようで一生懸命撮りました。私はあとから今日は建長寺に呼ばれたのだなと気づきました。
mayu「兄、黄昏時」
もっと鎌倉が大好きになります。
食いしん坊姐さん「The origin of night」
大好きな江ノ島 、富士山 、逗子マリーナが見える大崎公園。日が沈んで一つ一つ灯りがついて素敵な夜が始まる瞬間。
MIHO「視線~妙法寺にて~」
視線を感じ周りを見渡すと、タヌキがじっとこちらを見ていて、慌ててシャッターを切りました。
さゆみ「ゆれる」
水面で揺れるシーキャンドルの光、幻想的でした。
nana「揺れる紅(くれない)」
我が身を紅く染めたハゼノキはまるで女心を映しているのように、朝霧をまとい、輝きながら自身は凛々しく、水面に写る様はチラチラと、より濃く優しく揺れていました。
Masami Sugai「光を浴びて」
常に自然体の自分でありたいと願っています。ですから写真も自然体で!
Nao「いろどり 秋」
紅葉色(もみじいろ)と淡朽葉(うすくちば)。海蔵寺さんのお庭でみつけました。季節の和色探し、鎌倉散歩で楽しめます。
motoko「朝の幸福」
同じ場所でも、毎日違う出会い。江ノ電とともに目の前に広がる風景が、一日の始まりを幸せな気持ちにさせてくれます。
windy「紅葉の佇まい」
冬一番でできた波紋が、紅葉の秋に風情を添えてくれました。
きよ「錦秋 寿福寺」
参道の美しさでは鎌倉1.2を争う寿福寺さん。錦秋の頃には美しさが2倍増しになります。
秋菜「Don't think.Feel!!」
頭で色々と難しいこと考えてしまいそうな時は、感じたままに動いてみるのも良いものだ。自分の感性を信じてみよう。海は私をそんな気持ちにさせてくれる。
21人が切り取る、鎌倉の秋冬の風景はいかがでしたか?
爽やかな秋晴れから、だんだんと木々が色づき、陽の光が優しく柔らかな光と移り行く美しい季節。
寒い冬が終わると、花々が色づきはじめる鎌倉に色とりどりの春がやってきます。
春夏の鎌倉は、どんな素敵な風景を見せてくれるのか?次の季節も楽しみですね。