物語3.ピアノとカンツォーネと語らいと~piccolo bar 117~
鎌倉駅西口から御成通りへ。カフェ、レストラン、洋菓子店などをのんびりながめて歩くこと5分。
由比ヶ浜通りに突きあたります。鎌倉では大きい通り。
江ノ電の踏切がありその先に下馬交差点があるため、このあたりはいつも車やバスが混み合うけど、通り過ぎる江ノ電に癒しを感じるのも鎌倉らしい光景。
通りを右に進むと1分ほどで右側に見えてくる「piccolo bar 117西洋小料理」のプレート。階段を上がった2階がエントランス。店内は正面にバーカウンター、左手に厨房、右手にテーブル席。そしてその先のいちばん奥にグランドピアノが置かれたレイアウトです。
お店を開くときには必ずピアノは置こうと考えていました。厨房に近いとピアノが油でよごれてしまうし、演奏の雰囲気を考えてこの位置に置きました。」とマスターの中村聰さん。
マスターは国立音学大学声楽学科のご出身。卒業後、長きにわたり母校で演奏会、イベントなどの舞台監督の専門家としてご活躍。
立川の混声合唱団など地域の活動のご指導をされるなど音楽の道一筋に進んでこられました。現在も大学の卒業生の会東京支部「東京同調会」の会長をされています。材木座に10年ほど前からお住まいです。
「この店ではのんびりと、時間を気にせずに楽しんでいただきたい。そう考えたのでランチとディナーの間にお休みの時間は設けず、時間を気にせず好きなだけゆったりと過ごしてください、という趣向です。」
「こういう雰囲気はもともと私たちが好きなので始めました。下町の食堂のようなレストランにしてゆきたいと考えています。電気ブランを片手にイタリアンということもできるのですよ!」
14時の開店からmidnightまで、のんびりと同じメニューで楽しめます。(平日は12時から営業)
お料理を作られるのは奥さまの美香さん。材木座に20年前からのご在住。旅行関係の仕事をされて世界各地を旅され、イタリア料理の店に勤められたこともあるとのこと。
「お二人の出会いについてうかがってもよろしいでしょうか?」
「いいですよ。材木座のバールで出会いました。いまもその店の店主さんとは交流がありますよ。いわば媒酌人さんです。」
ピアノとカンツォーネと、そして人との出会いと語らいの空間、piccolo bar117のコンセプトがとてもよくわかりました。
マスターが弾き語りされるカンツォーネ、奥様のイタリアンベースの西洋小料理。
ひとりで訪ねてカウンターでマスターと語らうもよし、仲間と訪ねてテーブルでわいわいやるもよし。スローな時が流れるかわいい空間。由比ヶ浜1丁目1番7号のpiccoro bar 117。
お店情報
TEL:0467-38-8135
住所:鎌倉市由比ヶ浜1-1-7マルトクビル2F
営業時間:火~金12:00~22:00/土・日14:00~22:00
定休日:毎週月曜日
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