物語1.緑と光と江ノ電と~ライステラス鎌倉~
はじめて訪問したのは、穏やかな春の日の朝。鎌倉独特の細い路地道を散策中の時のこと。
江ノ電の踏切手前にある緑のエントランスから敷地内へ。200坪ほどもある広い庭園に包まれた日本家屋。
右側に「garden&space くるくる」。そして左側に「ライステラス鎌倉」。
「靴のままおあがりください」フロア担当桑名さんのご案内。一段高いピカピカの木材製の床に上がります。
あまりの光沢に靴を脱ぎたくなります。
30畳はある広いダイニングには全面ガラスの大きな窓。緑の光が注ぎます。
階段をあがると二階は個室が2部屋。一階とはちがう落ち着いた雰囲気です。
鎌倉在住の西田さんは、料理やお菓子の仕事を進めるうちに、グルテンフリーである米粉を活かしたレストランを開こうと考え、この場所にめぐりあわれたとのこと。
「米粉はアレルギーへの対応や、お米の活用推進のための素材として、小麦の代替品として使われると理解されています。でも、小麦粉と米粉はまったくちがった特徴をもった素材。私たちは、たとえばもっちりとした食感や、すっきりとした味わいなど、米粉が本来持つ特徴を活かしたお料理やお菓子作りをしてゆこう。そう考えています。もちろんできあがる料理は美味しいものでなければなりません。そうでないと長く続けて食べてゆけないですからね。」
西田さんの静かな語りの中に、熱い思いを感じます。
作り出されたメニューは、ハンバーガー、カレー、ピザトースト、アフタヌーンティセット、シフォンケーキなど。
シューパフェのシューも米粉でできています。
西田店長、お菓子制作担当の中野さん、フロア担当の桑名さん。素敵な3人の女性で静かに運営されています。
庭園の先をほぼ6分毎に通る江ノ電の音が唯一の物音。線路から見ると和田塚駅はすぐ近く。江ノ電が街に溶け込んだ独特の光景です。
降り注ぐ緑と光。静寂の中に時折聞こえる江ノ電の音。
あたかも 鎌倉の別荘におじゃましたような、 時の流れを忘れる癒しの空間、「ライステラス鎌倉」。
お店情報
住所:鎌倉市由比ガ浜2-7-12-22
tel: 0467-38-6697
営業時間 11:00~22:00(18時以降は完全予約制)
定休日 月曜日
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